2011/6/13

欧州ビジネスウオッチ

仏アクサ、米シティのPE資産取得

この記事の要約

仏保険大手アクサの未公開株式投資(プライベート・エクイティ=PE)部門であるアクサ・プライベート・エクイティは8日、米シティグループのPE資産を総額17億ドルで取得することで合意したと発表した。\ アクサが取得する資産に […]

仏保険大手アクサの未公開株式投資(プライベート・エクイティ=PE)部門であるアクサ・プライベート・エクイティは8日、米シティグループのPE資産を総額17億ドルで取得することで合意したと発表した。

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アクサが取得する資産には、シティグループによる米ファースト・データなど18社への直接投資や、ブラックストーン、カーライル・グループ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などが運営するファンドへの投資が含まれる。

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世界の銀行業界では、2008年の金融危機をきっかけにPE部門を縮小し、中核事業に集中する動きが強まっており、シティグループの資産売却もこうした流に沿ったもの。一方、アクサは価値が急減しているPE資産の将来の値上がりを見込んで買い取りを進めており、昨年4月にはバンク・オブ・アメリカから19億ドル相当のPE資産を取得していた。

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