2012/3/26

競争法

ドイツ取引所が欧州委を提訴、NYSEとの合併阻止めぐり

この記事の要約

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は19日、NYSEユーロネクストとの合併を認可しなかったEUの決定を不服とし、欧州司法裁判所に提訴すると発表した。\ ドイツ取引所は昨年2月、ニューヨーク証券取引所などを運営 […]

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は19日、NYSEユーロネクストとの合併を認可しなかったEUの決定を不服とし、欧州司法裁判所に提訴すると発表した。

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ドイツ取引所は昨年2月、ニューヨーク証券取引所などを運営するNYSEと合併で合意した。しかし、EUの欧州委員会は今年2月1日、世界最大の証券取引所運営会社となる新会社が、欧州のデリバティブ取引を独占するとして、合併を差し止めた。これを受けて合併は破談に追い込まれた。

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ドイツ取引所は提訴の詳細を明らかにしていないが、ロイター通信によると、欧州委が合併審査の際にデリバティブ取引で店頭取引を勘定に入れず、新会社が市場を独占すると判断した点を不当とし、合併手続きに費やした費用の補償を求めているという。

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EUでは、米航空電子部品大手ハネウエル・インターナショナルの買収計画を差し止められた米ゼネラル・エレクトリック(GE)が、同決定を不服とし、欧州裁に提訴したが、訴えを認められなかった例がある。

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