経営不振が続く欧州半導体大手のSTエリクソンは23日、全従業員の25％に相当する1,700人を削減すると発表した。2013年末までに実施する。
\STエリクソンはスウェーデン通信機器大手エリクソと仏伊資本の半導体大手STマイクロエレクトロニクスが折半出資する合弁企業。携帯電話用の半導体を製造している。同社は旧式携帯電話用の半導体が主要事業のため、スマートフォンの普及で苦戦を強いられており、過去3年で売上高が70％縮小。同期間に20億ドル近い赤字を出した。
\STエリクソンはコスト削減に向けて人員を整理するほか、研究開発部門を親会社のSTマイクロエレクトロニクスに移管。これにより年3億2,000万ドルのコスト節減効果を見込んでいる。
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