EU統計局ユーロスタットが24日発表した債務統計によると、ユーロ圏17カ国の2012年4－6月期の債務残高は域内総生産（GDP）比90％となり、EUの財政規律で上限に定められている60％を大幅に超過した。前期の88.2％、前年同期の87.1％から上昇し、ユーロ導入後の最高水準となった。
\EU27カ国ベースの債務残高はGDP比84.9％。債務危機の震源地となったギリシャが前期を13.4ポイント上回る150.3％で最高だった。このほかユーロ圏では、イタリアが126.1％（2.4ポイント上昇）、ポルトガルが117.5％（同5.6ポイント）、アイルランドが111.5％（同3ポイント）、ベルギーが102.5％（同0.8ポイント）と100％を超えた。スペインは3.1ポイント上昇の76％。
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