チェコの衣料メーカー最大手OPはこのほど、破産を申請した。オーストリア通信（APA）が2日伝えたところによると、負債額は16億コルナ。アジアの競合企業による攻勢や経済危機による需要減少で、2008年以来、採算が悪化していた。09年は売上高13億コルナに対し、最終損益は4億コルナの赤字だった。地区裁判所は同社の破産手続きの開始をすでに決定したもようだ。
\OPは破産手続き開始後も、当面は週4日の時短体制で生産を継続する方針。Jiri Tuvora社長は「今後も操業を続け、雇用を確保できる」と述べ、経営再建に自信を示した。同社の従業員は約1,500人。製品を自社の販売網に卸している。
\OPは当初、債権者保護手続きを申請したが、債権者である墺エルステ銀行のチェコ子会社、ライフアイゼン銀行、シティバンクのうち、ライフアイゼン銀行とシティバンクが反対したため断念した。（1CZK＝4.7JPY）
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