チェコ統計局が9日発表した2010年5月の消費者物価上昇率（インフレ率）は前年同月比1.2％で、4月の1.1％から上げ幅がやや拡大した。前月比では0.1％上昇した。
\最大のインフレ要因は自動車用燃料で、前月比で1.5％と5カ月連続で上昇。前年同月比では20.5％と品目別で上昇幅は最大となった。レギュラーガソリン、ディーゼルともに過去約2年間の最高水準に達した。また、たばこ製品は前年同月比で4.1％と比較的緩やかだが、物品税引き上げの影響から前月比で2.1％上昇した。処方薬も前月比4.4％（前年同月比13.8％）と値上がりした。
\一方、食品は全般的に値下がりしてインフレ抑制に貢献した。前月比では野菜が5.7％、パン2.7％（前年同月比19.2％）、小麦粉3.5％（19.7％）と安くなった。このほか、過去1年間で電話料金（14.1％）や電子機器（9.6％）も大幅に価格が低下した。
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