ラトビアの首都リガで8月26～27日にかけて北欧5カ国とバルト3カ国の外務大臣による会議「NB8」が開催された。
\ラトビア、リトアニア、エストニア、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェー及びアイスランドの外相が参加し、北欧・バルト地域における協力関係の構築などについて協議した。
\会議では、N8諸国から選ばれた専門家で構成される賢人会議が作成した報告書に基づき討論が行われた。報告書は、過去20年間に及ぶ地域協力での経験を基に作成されたもので、外交、防衛、エネルギー、サイバーセキュリティー、経済統合、環境保護など幅広い分野について地域協力のための38の勧告が盛り込まれている。
\リトアニアのアジュバリス外相は、「欧州で進むリージョナリゼーション（地域化）は欧州連合（EU）にとって有益だ。北欧とバルト地域の協力は欧州だけでなく世界で影響力を行使するチャンスにつながる」と強調。NB8のメンバーに対し、勧告の内容を自国の所轄官庁と検討し、できる限り早い時期に実行に移すよう求め、今年末にも実施状況についてのレビューを行うことを提案した。
\会議ではまた、カザフスタンで開かれる欧州安全保障協力機構（OSCE）の年次総会に向けた準備作業や北大西洋条約機構（NATO）の戦略、アフガニスタン問題なとについて討議された。
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