スペイン最大の銀行であるバンコ・サンタンデールは2月28日、ベルギー金融大手KBCグループからポーランド子会社クレディト・バンクを買収することで合意したと発表した。サンタンデールは自身のポーランド子会社バンク・ザホドニWBK（BZ WBK）とクレディト・バンクを合併させる方針で、統合が完了すれば900の支店網を持ち、総資産50億ユーロの銀行が誕生する。
\統合後の新会社への出資比率はサンタンデールが76.5％、KBCが16.4％。クレディト・バンクの株式100株に対し、BZ WBKの株式6.96株を割り当てる。サンタンデールは2003年にポーランドに進出。昨年には国内3位の銀行であるBZ WBKを買収してリテール事業参入を果たした。サンタンデールのボティン会長は、クレディト・バンクの買収について、「欧州で最もダイナミックな経済であるポーランドでのプレゼンス強化につながる」とコメントした。
\BZ WBKは622支店を展開し、従業員数は9,383人、総資産は599億ズロチ。クレディト・バンクは373支店を持ち、従業員数4,963人、総資産420億ズロチとなっている。(1PLN=26.05JPY)
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