ドイツの信用組合系リース会社VRリースは28日、2011年通期連結決算で3,030万ユーロの赤字を計上したと発表した。ハンガリーの経済危機を受けて同国子会社ロンバルド・リース（Lobbard Lizing）が不良債権の増加などで8,600万ユーロの貸倒引当金を計上したことが響いた。
\VRリースは昨年、グループ全体で1億2,300万ユーロの評価損や貸倒引当金を計上したが、その3分の2がロンバルト・リース関係のものだった。この特別要因を除けば、前年と同水準の黒字を確保できたという。
\VRリースのテオフィル・グラバンド社長は、ロンバルト・リースの事業を今後自動車リースに絞り込むなど、リストラを実施するとしている。しかし、ハンガリー経済は今年も低迷するのは確実で、早い段階での黒字転換は厳しい状況にある。
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