スロベニアの家電大手ゴレニエの経営委員会はこのほど、スウェーデン子会社アスコの生産を、来年をめどにベレニエの本社工場に移管することを決定した。世界的な景気減速で家電業界を取り巻く環境が厳しくなっていることを受け、生産を集約することでコスト削減を図る。
\ゴレニエが発表した声明によると、移管は2段階に分けて実施される。スウェーデンのバラにあるアスコの工場で行なっている洗濯機と乾燥機の生産は13年1月末で、食器洗浄機の生産は同6月末にそれぞれ終了。洗濯機と乾燥機は4月から、食器洗浄機は9月からそれぞれベレニエ工場で生産を開始する。生産移管に伴い、アスコでは開発、マネジメントおよびマーケティング部門を除くすべての従業員が解雇され、従業員数は500人から50人に減少する。
\アスコはゴレニエグループの売上の7％を占めている。ゴレニエは10年にアスコを買収したものの、経営不振が続いている。
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