ハンガリーの自動車部品大手ラーバは9月25日、グループ中期戦略を大筋で再確認するとともに、車両事業の拡大を検討していることを明らかにした。従来の軍用輸送車両、民生用構造部品に加え、武装軍用車両および都市圏公共交通向けオンロード車を生産する内容だ。取締役会は、詳細な検討を経て決定するとしている。
\2011～15年の中期計画について、ラーバ取締役会は車軸事業を柱とする従来の戦略を確認した。同事業はグループ売上の3分の2、輸出額の80％を占める。国外顧客との提携強化で輸出拡大に寄与している。
\また、将来の成長基盤を形成する目的で導入した、技術革新に重点を置く開発戦略も順調だ。顧客の特別なニーズに応えた新製品が売上に貢献しつつある。
\部品事業は、新しい戦略提携を通じて西欧の乗用車製造業界の一員となる戦略が成功を収めつつある。
\
