チェコ国営電力のCEZは2日、同社が操業する原子力発電所の2012年通期の発電量が前年を13億8,800キロワット時（kWh）上回る153億200万kWhに達し、過去最高を更新したと発表した。年間発電目標達成率も101.08％と、予想を上回った。2000年12月の稼働開始以来の累計発電量は1,350億7,100万kWh。
\発電量が予想を上回ったのは、緊急停止などのトラブルに見舞われることなく稼働状況が安定していたことに加え、核燃料の交換作業が期日通りに完了し、計画外の運転停止がなかったため。テメリン原発2基の運転停止日数は合計95日で、事前の予測より6日少なかった。計画外の運転停止による生産損失は0.7％で、同原発で過去2番目に低い数字となったほか、世界平均の5分の1と、非常に高い効率で発電できたとしている。
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