ハンガリーの製薬最大手ゲデオン・リヒターが1日発表した今年4－6月期の最終利益は90億5,000万フォリント（4,210万米ドル）で、前年同期を16％下回った。為替差損が大きく響いた。
\売上高は10％増の920億フォリントに拡大した。中国やウクライナのほか、ルーマニアなど欧州連合（EU）加盟国の一部で大きく伸びた。
\営業利益（EBIT）は11.1％増の147億フォリントに上昇した。一方で、税引き前利益は金融損失が膨らみ、11.5％減の107億フォリントへ低下した。
\金融損失は42億2,000万フォリントと前年同期の3倍に膨らんだ。主要市場であるロシアの通貨ルーブルが下落したのが響いた。フォリントの対ユーロ相場が上昇したが、相殺し切れなかった。
\潜在株式調整後1株当たり利益（希薄化後EPS）は前年同期の610フォリントから510フォリントへ縮小した。
\ \■上半期利益は前年並みを確保
\ \1－6月期の最終利益は286億フォリントで前年同期から1.6％増加した。売上高は7.1％増の1,779億フォリント、営業利益は4.2％増の300億フォリントだった。希薄化後EPSは1.6％増の1,532フォリントだった。
\（1HUF＝0.43JPY）
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