ロシアの自動車最大手アフトワズは、欧州市場で低価格モデル「ラーダ・グランタ」の販売を開始した。露日刊紙『ベドモスチ』のオンライン版が同社広報の情報として報じたところによると、7月にドイツとチェコに合計20台を輸出したが、販売価格や目標台数など詳細は明らかにしていない。
\露自動車業界ネット情報サイトのダツキフ氏は、「ラーダ・グラント」が欧州市場では小型クラスのダチア「ローガン」やシュコダ「ファビア」の中古車と競合する可能があるとしたうえで、年間販売台数を最大5,000台と予測する。だが、業界アナリストの中には、低価格車市場が成熟してきた欧州に価格競争力しかない同モデルを導入することに冷ややかな見方もある。
\「ラーダ・グランタ」は2011年末に製造を開始。ロシアでの標準仕様の販売価格が約6,400ユーロという低価格で、国内で最も人気のあるモデルに急成長した。今年上半期の販売台数は84,241台。ラーダ・ブランドの総販売台数の37％を占める。
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