ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターが10月31日発表した2013年1－9月期連結決算の最終利益は398億6,500万フォリントとなり、前年同期比で7.5％増加した。ルーマニア、中国向け事業が特に好調で収益を押し上げた。本業のもうけを示す営業利益（EBITDA）は7.0％増の6億4,100万フォリント、売上高は7.1％増の2,604億フォリントだった。
\売上高を地域別でみると、主力の欧州連合（ハンガリー除く）は6.0％増の938億6,200万フォリント。西欧地域（15カ国）が8.0％増の267億3,300万フォリントと好調に推移した。東欧地域（04年以降に加盟した12カ国）ではルーマニアが13.1％増の319億6,600万フォリントと大きく拡大したものの、ポーランドは2.3％減の172億7,400万フォリントに後退。その他の10カ国（チェコ、バルト3国など）も0.2％増の178億8,900万フォリントと伸び悩んだ。
\旧ソ連圏は3.6％増の1,100億フォリント。ロシアは2％増の734億フォリント、ウクライナは7.1％増の153億6,400万フォリント、ロシア・ウクライナを除く旧ソ連圏は7.2％増の211億9,900万フォリントと、全地域で増収となった。
\最も高い伸びを示したのは中国で、前年同期の9倍以上の96億1,400フォリントに急拡大し、米国（12.3％減の91億9,900万フォリント）を一気に追い抜いた。
\（1HUF＝0.45JPY）
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