仏最大手銀行BNPパリバは5日、オランダ大手銀行ラボバンクのポーランド子会社であるバンクBGZを買収すると発表した。大きな店舗網を持つBGZを傘下に収めることで同国事業を格段に強化する。
\BNPパリバはラボバンクが保有するBGZの全株式98.5％を42億ズロチ（10億ユーロ強）で取得する。当局の承認を経て、来年上半期中に手続きを完了させたい意向だ。
\既存のポーランド子会社とBGZを完全統合してユニバーサルバンク事業を展開する方針だが、詳細は規制当局の承認が下りてから発表する。
\ラボバンクは昨年4月、株式公開買い付けを通じてBGZへの出資比率を98.5％へ引き上げた。ワルシャワ証取におけるBGZの上場継続の意思を表明するとともに、2016年半ばまでに不動株の比率を25％に増やす方針を示していた。
\BGZはポーランドでも有数の大手銀行で、400店を超える支店網と国内4,800カ所の現金自動預払機（ATM）を展開する。（東欧経済ニュース10月9日号「ウニクレディト、ポーランドの銀行に買収提案」、1月2日号「蘭ラボバンク、2子会社の統合を年内完了へ」を参照）
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