ロシアの建材メーカー、ポリディンは、南部クラスノダール地方のジンスカヤにポリカーボネート工場を建設する。ジンスカヤ当局によると、新工場の1期工事は来年8月に完了し、年産能力3,750トン体制で生産を開始する。1期工事の投資額は3億8,740万ルーブル。
2期工事は来年末にスタートし、完成時にはジンスカヤ工場の生産能力は年間1万トンに引き上げられる見通しだ。工場建設はロシアの建設会社スラヴァテックが担当し、機械設備はイタリアのオミパが納入する。
現地メディアの報道によると、ロシアのポリカーボネートの年間需要は約10万トン。国内で唯一ポリカーボネートの生産を手がけているカザンオルグシンテツは、年間6万5,000トンの生産能力を持つ。
