スイスの木質ボード製造大手クロノは19日、ハンガリー北東部のヴァーシャーロシュナメーニーで新工場の定礎式を行った。春から本格的な工事に着手し、来年6月に完工する予定だ。投資額は9,500万ユーロで、100人以上の雇用創出が見込まれる。
新工場は、子会社のインタースパンが運営する。配向性ストランドボード（OSB）を年間28万立法メートル生産できる能力を整備する。ハンガリー、ルーマニア、スロバキア、ウクライナから原料を調達し、製品の80％は輸出する。
クロノは1989年にヴァーシャーロシュナメーニーに進出したが、2011年、不況を理由に撤退した経緯がある。
