欧州復興開発銀行（EBRD）は10日、トルコのアクリル繊維大手アクサに5,000万ユーロの融資を行うと発表した。同社の環境・安全対策や生産効率改善が目的で、北西部に位置するヤロヴァ工場での汚水処理施設の建設や、周辺環境及び安全に関する新基準の実施を後押しする。
アクサのアクサ・アクリリク代表は、今回のプロジェクトにはEBRDの技術及び資金援助が不可欠だとし、トルコの化学事業にとり歴史的な一歩だと述べた。
1968年設立のアクサはアクキョク財閥が株式40％を保有する大手化学企業。13年の売上高は18億ドルで、アクリル繊維の世界シェアは16％を占めた。
