伊建材大手のメテクノは5月28日、ハンガリーに鉄鋼建材とサンドイッチパネルの新工場をそれぞれ設置すると発表した。中東欧における需要拡大を見込み、その全域に製品を供給する考え。投資額は2,500万ユーロで、150人前後の雇用創出を見込む。
まず、鉄鋼建材工場を来年3月までに稼働する。中小企業向けにファサードや屋根材、樋（とい）、副構造材など多様な製品を手がける予定だ。また、サンドイッチパネル工場は2017年の操業開始予定で、200万立法メートルの年産能力を備え、断熱効果のあるファサード・屋根材を生産する。
ハンガリーを選んだことについてメテクノは、周辺国へアクセスしやすい立地に加え、エンジニアの教育水準の高さや、熟練労働者が多いことが決め手となったと説明している。工場の建設地としてはブダペストやハンガリー北西部を検討中という。
個人顧客への販売は現地子会社のスウェドスチール・メテクノが担当する。一方、産業向けは提携する建設会社が窓口となる。
