スウェーデンの液状食品用紙容器大手テトラパックはこのほど、ハンガリー工場の拡張工事が完了したと発表した。従来の生産ラインの8割を最新化して生産能力を2割引き上げ、従業員を45人増員した。投資額は4,490万ユーロ（140億フォリント）に上る。
テトラパックは1992年、ブダペスト郊外のブダエルシュ工場でテトラ・ブリック・アセプティック（TBA）の製造を開始した。同製品は牛乳や果汁などの容器としてベストセラーとなっている。今後はプラスチック製の注ぎ口がついた容器のほか、スイス工場がこれまで独占的に製造してきた液状食品やペットフードなどに使われるレトルト紙容器のテトラ・リカルトも製造する。
ハンガリー子会社の2014年の売上高は前年並みの398億フォリントにとどまった。これまでの総販売数は27億6,000万本に上り、欧州を中心に世界33カ国に輸出している。（1HUF＝0.43JPY）
