コンサルティング大手KPMGがこのほど発表した最新データによると、2014年のタバコ価格において、チェコは欧州連合（EU）域内で最低レベルとなった。これによると、チェコ国内のタバコ1パック当たりの価格は75コルナ（約2.8ユーロ）で、最も高額であるノルウェーの3分の1以下だった。これはスロバキアやエストニアの81コルナを下回る水準で、EU域内でチェコよりタバコが安いのはブルガリアとリトアニア（それぞれ66コルナ）のわずか2ヵ国だった。
消費税率が低いため、タバコ1,000本当たりの売価は86.18ユーロと、スロバキアの91ユーロやドイツの155ユーロを大きく下回っている。また、タバコ価格が低く抑えられていることもあり、密輸などによる闇タバコの販売は全体の3.1％にとどまった。
なお、闇タバコの販売が最も多いのはラトビアの29.3％で、これにリトアニア（28.3％）やギリシャ（20.6％）が続いている。（1CZK＝5.13JPY）
