スウェーデンの家具大手イケアがルーマニアの店舗網を拡充する方針だ。同国事業を統括するヴァノフェベケ氏によると、約5億ユーロを投じて最大9店舗を建設する。まずブカレストの2号店を2018年にオープンし、その後ティミショアラ、ブラショフ、コンスタンツ、ヤシ、クルージュナポカなどへの出店を計画しているという。同氏は「ルーマニアは南東欧で最も開発の可能性を秘めた国だ。今後はブカレストに限定せずルーマニア全土に店舗を展開する」と述べた。
イケアは先ごろ、オーシャン、メトロなどの小売り大手が進出しているブカレスト東部のトヘオドル・パルラディ通りの一角に店舗を建設するための許認可を取得。床面積3万7,000平方メートルの新店舗建設に向けて第1歩を踏み出した。新店舗への投資額は13.7ヘクタールの敷地の取得費も含め、総額約8,000万ユーロ。
同社は2007年、ルーマニア1号店をブカレスト北部のバニャサにオープンした。
