米自動車部品大手のイートン・コーポレーションは、独ノルトハウゼン工場での中空バルブ生産能力を引き上げる。燃費向上に向け車体の軽量化ニーズが高まっていることに対応する。独自動車サイトmotor-traffic.deが14日付で報じた。
\中空バルブは軸部分を空洞にし、中空部分にナトリウムを封入したもの。中空化することで部品の軽量化が図れるとともに、熱伝導率が高いナトリウムを封入することで冷却効率を高められるため、排気弁の耐熱性が向上し、高温化でも安定して作動する。
\イートンは中空バルブの生産強化に向けて新型の工作機械を導入した。同社が伊ボスコネーロ工場で独自に開発した加工技術をほぼ踏襲したもので、軸とヘッドを一体成形できるため、両パーツの溶接が不要となった。
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