韓国の起亜自動車はこのほど、スロバキアのジリナ工場の2012年通期の完成車、エンジンの生産がともに過去最高を記録したと発表した。完成車は前年比15％増の29万2,000台、エンジンは同29％増の46万4,000基を生産した。
\大幅な増産の背景には、2012年初めに第3シフト制を導入し、2代目「シード」など新たなモデルの生産を開始したことがある。欧州市場での販売好調も追い風となった。同工場の従業員数は現在約3,900人。
\2012年の生産をモデル別に見ると、コンパクトSUV「スポーテージ」が前年比34％増の約13万6,500台で、全体の47％を占めた。コンパクトカー「シード」は12万600台（全体の41％）、コンパクトMPV「ベンガ」は約3万4,900台で全体の12％を占めた。
\完成車の輸出先はロシア（全体の約22％）が最も多い。以下、英国（12％）、ドイツ（11％）、フランス（6％）、イタリア（5％）となっている。
\エンジン生産のうち、ディーゼエンジンは全体の45％を占めた。最も多かったのは1.6リットルのディーゼルエンジンで9万9,000基（全体の21％）を生産した。
\2013年は完成車生産が29万台、エンジンは49万基を計画している。第1四半期に新型「プロシード」の生産を開始し、5月半ばには「プロシード」の新型GTバージョンの生産も始まる。
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