ロシアの欧州ビジネス協会（AEB）が8日発表した同国の2013年9月の新車販売（乗用車・小型商用車）は24万6,895台にとどまり、前年同月に比べ5％減少した。1～9月の累計も204万6,700万台と前年同期を7％下回った。
\9月のブランド別の販売では、首位の国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年同月比20％減の4万11台と大きく後退。2位の起亜は9％増の1万8,004台と好調で、3位のルノーも23％増の1万7,254台と大幅に伸びた。4位の現代自動車は1万7,171台と前年同月を13％上回った。5位のシボレーは13％減の1万6,071台にとどまった。
\AEB自動車製造業者委員会（AMC）のシュライバー会長は9月の市場動向について、「病院の平均温度は改善しているが、病人は全体として依然として健康な状態からほど遠い状態にある」と比喩を用いて説明。単月ベースの販売では回復の兆しがみえるものの、昨年と比べると市場全体は依然として安定を取り戻すための力に欠けているとの見解を示している。
\AEBは今後について、第4四半期（10～12月）ではほぼ前年並みの74万台（2012年：74万8,000台）、2013年通期では、前年比5.1％減の279万台（2012年：294万台）と予想している。
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