経営破たんしたスウェーデン自動車大手のサーブを買収したナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン（NEVS）は2日、同国のトロルヘッタン工場でサーブの生産を再開したと発表した。当初は、ガソリンエンジンを搭載した「9‐3アエロ・セダン」を1週間に10台のペースで生産する。高い品質とサプライチェーンが機能するかを確かめるためで、需要に合わせて順次、生産規模を引き上げていく方針を示している。2014年春には「9‐3」の電気自動車を発売する計画もある。
\「9‐3アエロ・セダン」はスウェーデンで12月10日から、NEVSのウェブサイト上でオンライン販売を開始する。販売価格は、マニュアルトランスミッション車が27万9,000スウェーデンクローナ（約3万2,000ユーロ）、オートマチック車は28万9,000クローナとなる（約3万3,000ユーロ）。
\NEVSは今後について、市場動向を見てスウェーデン以外にも販路を広げていく方針を示している。また、電気自動車に重点を置く方針で、中国を主要市場として考えているという。
\NEVSは、香港を拠点とするナショナル・モダン・エナジー・ホールディングスと日本の投資会社サン・インベストメントによる合弁会社。
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