欧州自動車工業会（ACEA）が5 月28日発表した2014年4月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における新車販売は15万1,571台となり、前年同月に比べ5.1％増加した。販売増加は8カ月連続。3.5トン以下の小型商用車とバスの販売が伸びた一方、3.5トン超の中・大型トラックは前年同月を下回った。1～4月の累計は前年同期比8.7％増の59万5,170台だった。
4月のカテゴリー別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比6.4％増の12万5,133台に拡大。主要国では、スペイン（57.6％増）、イタリア（16.9％増）、フランス（2.5％増）が好調だった。英国（0.6％減）とドイツ（3.0％減）は振るわなかった。
3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比2.9％減の2万3,358台。ドイツ（0.5％減）、フランス（15.7％減）と英国（29.6％減）で低迷した。16トン以上の大型トラックは前年同月比0.7％減の1万7,832台。スペイン（29.8％増）、オランダ（7.1％増）、ポーランド（6.8％増）、イタリア（4.8％増）、ドイツ（3.9％増）が伸びた一方、フランス（15.3％減）と英国（29.3％減）は2ケタ減と大きく落ち込んだ。
バスは前年同月比20.4％増の3,080台と好調。特にポーランド（64.2％増）、英国（44.7％増）、スペイン（31.7％増）が大幅な2ケタ増を記録した。
