米自動車部品大手のTRWオートモーティブは1月6日、エレクトロニクス（電子部品）事業を大幅に強化すると発表した。中でも自動運転車両の分野では2015年に開発チームを2倍に増員する。欧州、北米、日本の顧客から同分野における製品開発の需要が増えていることに対応する。
自動運転技術では、センサー、制御装置、アクチュエーターの統合や、冗長性戦略（何らかの障害が発生してもシステム全体の機能を維持するための予備装置の配置）などの開発需要があるという。
エレクトロニクス事業では過去3年間に世界で650人を超えるエンジニアや技術者を新たに採用。特に、欧州や北米の開発センターで新たなレーダーやカメラシステムの開発を強化してきた。
TRWでは、カメラセンサーを英国のピータリー、米国のマーシャル、イリノイで開発・生産し、コブレンツ（ドイツ）、ソーリハル（英国）、ファーミントン・ヒルズ（米国）の開発センターがサポート。レーダーセンサーは、フランス西部のブレストで開発・生産し、コブレンツとソーリハルの開発センターがサポートする態勢をとっている。
