チェコの中古車販売大手AAAオートは9日、ロシア市場から一時的に撤退すると発表した。ロシアの経済状況の悪化が依然として続いており、同国の通貨であるルーブルも不安定であることが理由。ただ、2～3年後にロシア市場に再進出する可能性はあるとの見解を示している。
モスクワ近郊のシチェルビンカにある販売店ではクリスマス休暇中に中古車の買い取り・販売を停止した。ただ、12月の販売は358台と好調だったと説明している。シチェルビンカの拠点は2011年8月に開設。昨年末までの約3年半で計7,660台を販売した。
AAAオートは、世界金融危機の影響による販売低迷などを理由にハンガリー市場から2009年3月に撤退したが、昨年5月にハンガリー・ブダペスト近郊に支店を正式に開設し5年ぶりに再進出した経験を持つ。
