独自動車大手フォルクスワーゲン（VW）傘下のスウェーデン商用車大手スカニアが1月28日発表した2014年通期決算は、売上高は前年比6％増の920億5,100万スウェーデンクローナと過去最高を更新した。為替効果が増収に寄与した。営業利益は3％増の87億2,100万スウェーデンクローナだった。
14年の納車台数は前年比1％減の7万9,782台。内訳はトラックが同4％増の7万3,015台、バスが1％減の6,767台だった。トラックはアジア向けが74％増の1万2,889台に急伸。アフリカ・オセアニアが12％増の4,004台、欧州が4％増の3万4,008台に拡大した一方、ラテンアメリカは32％減の1万6,150台、ユーラシアは5％減の5,964台に減少した。バスは、欧州が36％増の1,361台、アフリカ・オセアニアが36％増の1,139台、アジアが17％増の1,620台にそれぞれ伸びた一方、ユーラシアが88％減の105台、ラテンアメリカが8％減の2,542台と振るわなかった。また、エンジンの納品数は前年比22％増の8,287基だった。
