欧州自動車工業会（ACEA）が2月26日発表した2015年1月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における販売は14万2,596台となり、前年同月に比べ7.6％増加した。11、12月は減少が続いたが、1月は再び増加に転じた。すべてのカテゴリーで前年を上回り、主要市場では、フランス（9.9％減）が低迷したものの、英国（23.6％増）とスペイン（25.7％増）は大幅な2ケタ増で、ドイツ（5.5％増）とイタリア（1.2％）も前年を上回った。
1月のカテゴリー別の登録台数は、小型商用車が11万7,138台と、前年同月に比べ7.4％増加した。
3.5トン超の中・大型トラックは6.7％増の2万2,485台。英国（35.1％増）とドイツ（16.4％増）が好調だったのに対し、フランスは20.5％減と低迷した。16トン以上の大型トラックも全体では8.4％増の1万8,552台に伸びたが、主要市場では、英国（58.2％増）とドイツ（22.3％増）が大きく伸びたのに対し、フランス（21.8％）は2ケタの減少となった。
バスは前年同月比21.2％増の2,973台。イタリアが12.0％減少したが、英国（61.6％増）、スペイン（52.2％増）、ドイツ（17.1％増）、フランス（6.1％増）で販売が伸びた。
