独自動車大手のBMWグループは6月30日、シンガポールの南洋理工大学（NTU）との提携関係を強化し、エレクトロモビリティーの研究プログラムを開始すると発表した。BMWは研究用に電気自動車「i3」およびプラグインハイブリッド車「i8」を1台ずつNTUに提供する。
BMWとNTUは2013年に約350万ユーロを投資して共同研究実験室「フューチャーモビリティリサーチラボ」をNTU構内に立ち上げた。新規プロジェクトには86万ユーロを追加投資する。既存の3プロジェクト（先進的なバッテリー技術、運転支援システム、インテリジェントモビリティー）に加え、今回新たに、アジアにおけるエレクトロモビリティーとスマートマテリアルが加わった。
NTUでは「i3」と「i8」を使った実証試験を行い、走行性能や利用状況などの情報を収集するほか、新しい運転支援システムやナビゲーションシステムの研究に両モデルを活用していく。
