欧州自動車工業会（ACEA）が16日発表した欧州連合（EU）域内（マルタを除く27カ国）における6月の新車販売（登録）台数は前年同月比14.6％増の136万4,009台に拡大した。販売増加は22カ月連続となる。主要5カ国は、フランス（15.0％増）、ドイツ（12.9％増）、イタリア（14.4％増）、スペイン（23.5％増）、英国（12.9％増）のいずれも2ケタの増加だった。上半期（1～6月）の累計は前年同期比8.2％増の716万9,984台となった。
メーカー別の6月の販売は、最大手のフォルクスワーゲン（VW）グループが前年同月比16.8％増の33万1,244台、2位のPSAグループも12.8％増の14万8,932台となるなど2ケタ増の成長を確保した。
日本勢は、トヨタ・グループ（10.0％増）、日産（22.5％増）、マツダ（20.8％増）、スズキ（15.8％増）、三菱（55.2％増）が2ケタ増となったが、ホンダ（4.9％減）は前年実績を下回った。
ACEAは9日、販売好調を受けて2015年通期の予想を前年比5％増の1,300万台超に上方修正した（2014年：1,255万771台）。
