欧州自動車工業会（ACEA）は15日、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）の7、8月の新車販売（登録）統計を発表した。7月は前年同月比9.5％増の114万318台、8月も11.2％増の74万4,799台となり、8月で24カ月連続の販売増加となった。1～8月の累計は前年同期比8.6％増の905万6,539台だった。主要5カ国すべてで販売が回復しており、特に南欧諸国が大幅に伸びている。
8月の主要5カ国の販売は、スペインが前年同月比23.3％増、イタリアが10.6％増、フランスも10.0％増と2ケタの増加となり、英国（9.6％増）とドイツ（6.2％増）も前年同月を上回った。
8月のメーカー別販売は、最大手のフォルクスワーゲン（VW）・グループが前年同月比5.1％増の19万7,591台、2位のPSAグループは10.3％増、3位のルノー・グループは9.6％増だった。その他のメーカーを見ると、BMW（21.4％増）、ダイムラー（23.3％増）など2ケタ増となったメーカーも多い。
日本勢では、ホンダが6.7％減となったものの、日産グループ（20.6％増）、マツダ（24.4％増）、スズキ（22.4％増）は大幅な2ケタ増、トヨタグループ（10.0％増）と三菱自（6.1％増）も前年実績を上回った。
