欧州自動車工業会（ACEA）は10月29日、欧州連合（EU）の2015年1 ～9月（第1～3四半期）の乗用車新車登録に占める代替燃料車（AFV）の登録台数が41万5,896台となり、前年同期に比べ19.8％増加したと発表した（EU加盟28カ国のうち、クロアチア、キプロス、ルクセンブルク、マルタ、スロベニアは含まない）。
このうち、純粋な電気自動車（BEV）、プラグインハイブリッド車（PHEV）、燃料電池車（FCEV）を含む電気自動車（EV）は前年同期比82.2％増の8万6,142台と大幅に拡大した。ハイブリッド車は22.0％増の15万7,830台、天然ガス車（NGV）と液化石油ガス車（LPG）を含むその他の代替燃料車（AFV）は0.8％増の17万1,924台と小幅な伸びにとどまった。
■ EV登録台数はノルウェーが首位
欧州自由貿易連合（EFTA）加盟国も含めた欧州においてEVの登録台数が最も多かった国はノルウェーで、24,866台（前年同期比64.9％増）を記録した。上位5カ国では、英国の伸び率（138.5％増）が最も大きかった。
ハイブリッド車（HEV）の登録台数は、フランスが3万9,983台（35.2％増）で最も多く、2位は英国の3万5,285台（21.5％増）だった。
その他の代替燃料車（AFV）では、イタリアが14万5,223台（1.9％増）と2位以下を大きく引き離している。
