独自動車大手のBMWグループ、米半導体大手のインテル、カメラベースの先進運転支援システム技術を開発するイスラエルのモービルアイの3社は1月4日、自動運転車の路上での実証試験を2017年下半期から開始する計画を発表した。インテルとモービルアイの最新技術を搭載したBMW「7シリーズ」約40台を世界で試験走行する計画であり、まずは、米国と欧州で開始する予定。
3社は昨年7月、自動運転車の開発で協力すると発表した。その後、自動運転車用プラットフォームを開発するにあたり、他の自動車メーカーや開発会社なども活用できるような設計に取り組んできた。他のメーカーが独自のデザインを実現できるようなプラットフォーム設計となっており、一部のモジュールのみを活用することもできるという。
BMWは2021年にサブブランド「BMW i」から新モデル「iネクスト」を発売する計画。同モデルをBMWグループの自動運転技術戦略の基盤とする方針であり、「iネクスト」に続き、BMWグループのすべてブランドから高度な自動運転機能を搭載したモデルを市場投入していく方針を示している。
