英自動車工業会（SMMT）が8月29日発表した2019年7月の同国の乗用車生産は10万8,239台となり、前年同月に比べ10.6％減少した。生産台数の減少は14カ月連続となる。欧州連合（EU）やアジアの主要市場における需要低迷に加え、モデルチェンジも生産台数の減少に影響した。内訳は、全体の約80％を占める輸出が14.6％減の8万6,858台、国内向けが10.2％増の2万1,381台だった。国内向けは、昨年7月の生産台数が新しい燃費・排ガス試験方法（WLTP）への対応など複数の要因から前年同月比35.0％減と大幅に落ち込んでいた反動がある。
2019年1～7月の同国の乗用車生産は、前年同期比18.9％減の77万4,760台となった。
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商用車生産、7月は31.2％減少
商用車の7月の生産台数は、前年同月比31.2％減の5,043台と、4カ月連続の減少となった。輸出向けが39.8％減、国内向けも16.8％減少した。モデルチェンジが引き続き影響している。1～7月の累計も前年同期比18.1％減の4万173台にとどまっている。
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エンジン生産、0.6％増
7月のエンジン生産は、前年同月比0.6％増の19万6,142基と、僅かに増加した。英国の乗用車生産の低迷が響き、国内向けが4.0％減少した。全体の約60％を占める輸出向けは4.0％の増加だった。
1～7月の累計は152万5,548基と、前年同期に比べ9.5％減少している。内訳は、国内向けが15.3％減、輸出も5.8％減と、いずれも前年同期の水準を下回っている。
