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2019/9/6

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、8月は0.8%減 1/4

この記事の要約

これに対し、国外受注は、8月が前年同月比11%減、1~8月も前年同期比5%減と低迷している。

国内生産は、8月が前年同月比1%増の31万3,200台となり、前年をやや上回った。

8月の輸出は前年同月比6%減の234,300台。

ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、2019年8月の同国の乗用車新車登録が31万3,748台となり、前年同月に比べ0.8%減少したと発表した。1~8月の累計では、前年同期比0.9%増の249万5,536台と、前年をやや上回っている。

8月の新車登録のうち、法人は全体の67.2%(前年同月比1.0%減)、個人は32.7%(同0.5%減)を占めた。

ブランド別の登録台数は、スマート(51.7%増)、フォード(27.5%増)、メルセデスベンツ(22.0%増)、MINI(11.8%増)が2けた増と好調。ポルシェ(7.3%増)、オペル(1.5%増)も前年同月を上回った。これに対し、最大手のフォルクスワーゲン(VW)(17.1%減)とVW傘下の高級車大手アウディ(10.5%減)は大幅減に、BMW(7.3%減)も前年同月を大きく下回った。

国外ブランドでは、ダチア(20.8%増)、現代自(20.4%増)、プジョー(17.9%増)、サンヨン(16.7%増)、シュコダ(13.8%増)、シトロエン(12.2%増)が2ケタ増と好調だった。アルファロメオ(45.1%減)は大きく落ち込んた。

日本勢は、レクサス(32.0%増)が大幅に増加したほか、ホンダ(1.2%増)も前年同月を上回った。日産(42.5%減)、スバル(42.0%減)、三菱自(30.1%減)、マツダ(15.8%減)、スズキ(13.4%減)は2ケタ減と低迷、トヨタ(3.7%減)も販売不振だった。

燃料別では、ガソリン車が全体の61.4%(前年同月比2.0%減)、ディーゼル車は32.0%(同8.2%減)を占めた。ハイブリッド車は前年同月比55.1%増の1万9,852台と好調で、うち、プラグインハイブリッド車は3,120台(9.1%減)だった。電気自動車は前年同月比103.5%増の5,001台だった。

8月の国内生産1%増加、輸出は6%減少

独自動車工業会(VDA)によると、国内受注は、8月が前年同月比8%増、1~8月では前年同期比で約4%増加した。これに対し、国外受注は、8月が前年同月比11%減、1~8月も前年同期比5%減と低迷している。

国内生産は、8月が前年同月比1%増の31万3,200台となり、前年をやや上回った。1~8月では、前年同期比11%減の316万400台と大幅に落ち込んでいる。8月の輸出は前年同月比6%減の234,300台。1~8月も前年同期比14%減の237万3,000台にとどまり、国外販売不振が鮮明になっている。

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