ドイツ連邦陸運局（KBA）は6月5日、同国の2023年5月の乗用車新車登録が24万6,966台となり、前年同月に比べ19.2％増加したと発表した。法人が前年同月比28.7％増の16万9,118台と、全体の68.5％を占めている。個人は前年同月比2.7％増の7万7,695台で、全体に占める割合は31.5％だった。1～5月の累計は、前年同期比10.2％増の111万6,731台。これは2019年同期の水準を約25％下回っている。
5月のブランド別の登録台数では、ドイツ勢はBMW（60.2％増）、メルセデスベンツ（55.0％増）、アウディ（36.0％増）などが好調だった。
国外ブランドでは、テスラが前年同月比1696.9％増の5,265台と急伸し、市場シェアを2.1％に拡大している。
日本勢は、レクサス（76.5％増）、マツダ（68.2％増）、スズキ（55.1％増）が2ケタの増加率となったのに対し、ホンダ（50.7％減）、スバル（49.6％減）、三菱（46.1％減）、日産（26.0％減）は2ケタの減少率となり、バラツキが見られた。
■ BEV、5月は46.6％増加
5月の燃料別の登録台数は、純粋な電気自動車（BEV）が前年同月比46.6％増の4万2,780台で、全体の17.3％を占めた。ハイブリッド車は、前年同月比18.1％増の7万1,645台で、市場シェアは29.0％。うち、プラグインハイブリッド車は、前年同月比40.5％減の1万3,803台（市場シェア：5.6％）だった。
ガソリン車は、前年同月比17.6％増の8万7,700台（市場シェア：35.5％）、ディーゼル車は、前年同月比3.6％増の4万3,505台（市場シェア：17.6％）だった。
