米電気スポーツカーメーカーのテスラは欧州販売を強化する。欧州事業を統括するCristiano Carlutti氏が独経済紙『ハンデルスブラット』（19日付、電子版）に明らかにした。今年はミラノ、パリ、コペンハーゲン、チューリヒに販売店を開設する計画。欧州事業は2009年夏にスタートし、ロンドン、ミュンヘン、モナコの3カ所に店舗を持つ。ドイツでは適当な場所が見つかり次第、フランクフルトとハンブルクにも出店する方針。本国の米国では7店舗を展開している。
\テスラは先ごろ、累計生産で1,000台を達成。欧州ではこれまでに180台（うちドイツ：50台）を販売した。欧州では中期的に米国と同水準の販売数を確保したい考え。
\米国では2012年1-3月期に「ロードスター」に次ぐ2番目のモデル「S」を発売する予定。同モデルは7人乗りのスポーティーなファミリーカーで、航続距離は480km、価格は5万ドルを予定している。Carlutti氏によると、モデルSではすでに2,000件を受注。年2万台の販売を計画している。ロードスターでは今年、最大1,000台の販売を見込む。
\Carlutti氏はフィアットの元取締役で今年1月にテスラの欧州事業の責任者に就任した。テスラの欧州事業本部はロンドン近郊のウィンザーにある。
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