欧州自動車工業会（ACEA）が6月25日発表した2010年5月の商用車新車登録は、欧州連合（EU）が14万3,990万台となり、前年同月を7.7％上回った。小型トラックが9.4％増となり全体をけん引、その他のカテゴリーは前年実績を下回った。1～5月の累計では前年同期比2.4％増の72万2,767台。金融危機が起こる前の2008年1～5月と比べると36.3％減となっている。
\EUの5月の登録をカテゴリー別に見ると、3.5トン以下の小型トラックは前年同月比9.4％増の12万1,901台。主要国ではフランスが3.5％減となったものの、英国（32.7％増）、ドイツ（15.1％増）、イタリア（2.4％増）、スペイン（40.9％増）はプラスとなった。
\3.5トン超の中・大型トラックは1.1％減の1万9,424台。ドイツ（8.0％増）、スペイン（16.6％増）が好調だった一方、英国（7.5％減）、フランス（7.7％減）、イタリア（11.9％減）は後退した。16トン以上の大型トラックに限定すると、EU全体では0.3％減の1万2,898台に後退。ただ、主要国ではドイツ（11.5％増）とスペイン（32.0％増）は2ケタ成長となった。
\バスは2.5％減の2,665台だった。
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