仏プジョーは先ごろ、新型車「508」の概要を発表した。508は、今年3月のジュネーブモーターショーで公開したコンセプトカー、「5 byプジョー」の市販バージョン。現行「407」と「607」の後継モデルに位置づけられ、セダンとステーションワゴンの2タイプを用意する。ボディサイズはセダンが4.79メートル、ステーションワゴンが4.81メートル。競合車種としてはアウディ「A4」、BMWの3シリーズ、メルセデス・ベンツのCクラスを想定している。すべのエンジンにPSAグループの新世代スタート・ストップ・システム「e-HDi」を搭載し、未搭載モデルと比べ燃費を15％向上させるなど高い環境性能が特徴だ。
\508は10月に開催されるパリモーターショーで正式発表し、2011年初頭から欧州で発売する予定。また、プジョー独自のハイブリッドシステム「ハイブリッド4」を搭載したバージョンも追加投入する予定だが、具体的な投入時期は未定としている。このハイブリッドバージョンは、燃費が26.3キロメートル/リットル、走行距離1キロメートル当たりの二酸化炭素（CO2）排出量が99グラムと、欧州で最もクリーンな大型車となる。
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