仏部品大手のヴァレオは7日、世界初のダイレクトドライブ方式のワイパーを開発したと発表した。この最新式ワイパーシステムは、メルセデス・ベンツのスポーツカー「SLS AMG」に採用されている。
\ヴァレオによると、ワイパーはフラントガラスに近いボンネット下に格納された2つの独立した小型モーターにより直接駆動する。ワイパーの動作は電子制御され、同調性と最適なパフォーマンスが確保されている。ワイパーリンクを撤廃したことにより、ボンネット下の設計の自由度を拡大するとともに、従来のワイパーと比べ約30％の軽量化とサイズの小型化を実現した。二酸化炭素（CO2）排出量に換算すると走行距離1キロメートル当たり0.17グラムの排出量を削減できるという。
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