独高級車メーカーのBMWは21日、今年11月からインドのチェンナイ工場でコンパクトSUV「X1」の生産を開始すると発表した。同工場ではすでに生産能力を従来の年3,000台から5,400台に引き上げたとしている。販売網は2011年までに、2009年初めの2倍に相当する22店舗に拡大する。
\BMWのインド市場における2011年1～8月の販売実績は3,301台となり、前年同期に比べ43％増加した。通期では2009年の実績（3,619台）を大幅に超える見通し。今年末からは金融子会社のBMWファイナンシャル・サービシズがインド市場で事業を開始し、販売をさらに本格化する。
\BMWはインドに2006年から直営販売店を設け進出。2007年3月にはチェンナイで現地生産を開始した。同工場では現在、「3シリーズ」と「5シリーズ」を生産している。
\チェンナイ工場には自動車部品のロジスティクスセンターも新設する計画で、用地はすでに確保している。同センターの建設によりBMWのインド市場への投資は、2007年のチェンナイ工場建設から累計で2012年半ばまでに総額3,000万ユーロに達する。
\販売網が22カ所に拡大すると、主要地域をほぼ網羅することになり、潜在顧客層の95％にアクセスできる環境が整うとしている。
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