欧州自動車工業会（ACEA）が14日発表したEU（マルタ、キプロスを除く25カ国）の2010年の新車販売（登録）台数は1,336万599台となり、前年から5.5％減少した。多くの国で新車買い替え奨励策が終了、縮小したことで需要が再び低迷。4月から9カ月連続で落ち込んだことが響いた。（表参照）
\主要市場ではスペインが3.1％増、英国が1.8％増と小幅ながら伸びを記録した一方で、ドイツ、フランス、イタリアで減少した。とくにドイツは23.4％減と大幅に落ち込んだ。
\欧米の主要メーカーで販売が増えたのは仏ルノー、独BMWの2社だけ。最大手の独フォルクスワーゲン（VW）は4.9％減だった。日本車は日産が9.2％増、三菱が6.2％増と健闘したが、その他は低迷。トヨタはリコール問題の影響もあって17.4％減と大きく後退した。
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