独自動車部品会社のキルヒホフ・オートモーティブは18日、カナダの車体・車台メーカーVan-Rob-Stampingsの過半数株を取得したと発表した。これにより北米の拠点が増え、同地域での販売が好調な独自動車メーカーへのサービスを強化できる利点がある。両社は共に同族企業で依然から協力関係にあった。
\Van-Rob-Stampingsは車体や車台向けの金属部品やハイブリッド構造の加工を事業とする。トロント近郊のオーロラに本社を置き、カナダ、米国、メキシコに10工場を持つ。従業員数は約3,000人。売上高は約4億ユーロ。キルヒホフとは1999年にメキシコのケレタロに合弁会社を設立するなど協力関係を築いてきた。
\キルヒホフは同社の買収により、生産拠点が世界12カ国の27カ所に増え、従業員数は約7,200人に拡大する（うち、ドイツ：1,300人）。2011年の売上高は9億4,000万ユーロとなり、約2倍に拡大するもよう。
\同社のキルヒホフ社長は今回の措置について、中堅企業2社が統合し事業のグローバル化を強化することで物流が円滑になるほか、技術面でも相乗効果が得られると説明。例えば、キルヒホフが持つ車体の軽量部品のプレス成形技術をVan-Robのレーザー溶接と連携させることができるようになるとした。
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