独フォルクスワーゲン（VW）傘下の高級車メーカー、アウディが2日発表した2011年1-3月期決算の売上高は前年同期比27.3％増の105億1,400万ユーロに拡大した。販売好調を受けたもので、同期の出荷台数は18.4％増の31万2,600台に拡大した。通期では120万台を見込んでいる。
\販売好調のほか、効率改善やコスト削減努力が奏功し、営業利益は11億1,500万ユーロと、前年の4億7,800万ユーロから2倍以上に拡大した。これに伴い、売上高利益率は10.6％となり、前年同期の5.8％から大幅に改善した。
\同社は通期でも増収増益を見込んでいる。ただし、為替相場の影響や鉄鋼などの原料価格の上昇が不安要素となると付け加えた。
\1-3月期は、旗艦モデルの「A8」や「A7スポーツバック」「A1」などの販売が好調だった。今後は、これらのモデルに加え、4月1日に発売予定の新型「A6」や下半期に発売予定の「A6アヴァント」、4月の上海モーターショーに出展したSUVのコンパクトモデル「Q3」が販売を後押しすると予想している。今年末には同社にとって初めてのハイブリッド車の量産モデル「Q5 ハイブリッド・クワトロ」の販売を開始する。
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