韓国のタイヤメーカー、ハンコックタイヤは12月21日、ハンガリー工場で2,500万本目のタイヤを生産したと発表した。販売好調を受けて2011年通期の生産は前年の600万本を大きく上回り、900万本を超える見通しという。2012年の生産はさらに1,200万本に拡大すると見込んでいる。
\同社は2007年に中部フェイェール県のラーチャルマーシュ（Racalmas）でタイヤ工場を稼働させた。現在は、乗用車、スポーツ多目的車（SUV）、小型トラック向けのタイヤを500種類以上、生産している。特にウルトラ・ハイパフォーマンス・タイヤ（UHP）の需要が伸びている。新車用タイヤは、フォルクスワーゲン、現代自動車、起亜自動車に供給し、全体の約10％を占めており、今後さらに同割合を拡大していく方針を示している。
\同工場では今秋に拡張工事を完了し、1日当たりの生産能力を従来の2倍の3万4,000本に拡大した。同工場への投資残高は5億5,000万ユーロに達している。
\ \■BMW「1シリーズ」向けの新車用タイヤを受注
\ \同社はこのほど、独高級車BMWの「1シリーズ」向けに新車用タイヤ「ベンタス・プライム」の供給を開始した。同タイヤは今春に市場投入したばかりで、韓国の錦山にある旗艦工場で生産。BMW傘下の超小型車ブランドMINIの「クーパー S」にも採用されている。
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