デンマーク工科大学（DTU）の研究成果をベースに2005年に設立されたデンマークの技術開発会社。ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物（NOx）を効果的に削減できるアンモニア貯蔵供給システム（ASDS）を開発した。同システムの量産化に向けデンマークのニュボー（Nyborg）に工場を建設している。
\本社はコペンハーゲンの北に位置するセーボーに置く。現在の従業員数は約50人。
\ \Amminexが開発したアンモニア貯蔵供給システム（ASDS）は、液体ではなくガスを用いる尿素SCRシステム（選択還元型NOx触媒）で、より正確な量のアンモニアを排ガス装置の触媒に供給することができる。また、同技術は乗用車からトラックまで幅広い機種に搭載できる利点もある。
\ベンチャー企業を支援するシードキャピタルデンマークが2006年に同社に資本参加。現在はConduit Ventures Ltd.（英国）、Nordea-Foundation（デンマーク）も出資している。自動車業界からは、2009年に米トラックメーカーのナビスターが資本参加するとともに、ASDSの実用化に向けて技術提携した。部品メーカーでは仏フォルシアが今年1月17日に、同社への資本参加と技術提携を発表した。
\ \工場は首都コペンハーゲンから車で約1～1.5時間のニュボー（Nyborg）に建設している。今年8月に稼働させ、2012年から製品を出荷する予定。工場の面積は6,500平方メートル。
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